阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第112戦 vsヤクルト20回戦【2021.9.15】

明治神宮野球場
阪神 000 000 000 0
ヤク 100 000 00X 1
○小川8勝4敗 ●伊藤将7勝7敗 Sマクガフ2勝1敗20S
阪神 伊藤将、小川、岩崎
ヤク 小川、清水、マクガフ

◆試合メモ
・伊藤将はよく投げた。悪くない。

・小川もピンチを招きながらもよく投げた。粘られた塩見を高めの直球で空振り三振に抑えたのは良かった。日々成長。

・岩崎もさすがの金メダリストピッチングだった。

・近本猛打賞。唯一全試合出場してるしエライ。目指せ3割10本。

・チーム状況は全然良い感じじゃないけど、首位。
・ファームの連勝は18でストップ。先発の二保が初回にアルバレスから3ランを打たれ、劣勢スタートなってしまったのが痛かった。
・前日に輪をかけてチャンスで全然打てなかった打撃陣。みんな一緒に調子落とすのは勘弁してほしい。特にサンズは重症ぽいなぁ。

・8表二死満塁の好機も、バットが止まらずスイングを取られて3球三振のサンズ。

この日、俊介が引退を発表した。
今季の引退発表選手は松坂に続いて2人目になるのだろうか。
もう、そういう時期だ。ドラフト会議までは1ヶ月を切っている。血が入れ替わるのは宿命だ。
36歳の小窪哲也NPBに復帰したかと思えば、34歳の俊介は去っていくのである。プロ野球の奥深さを改めて知る。
今季の一軍での出場はない。二軍での少ない出場機会もほとんどが試合途中からだった。どうやら昨季から肩の具合が思わしくなかったのだという。どちらかと言えば、バッティングよりも守りや足で存在感を高めてきた選手だけに、まともに投げられない身体がもどかしかったに違いない。
金本の連続試合出場記録を消した男として、虎党からは永遠に忘れられない選手になっているが、2010年代のタイガースのNo.1ユーティリティプレーヤーでもある。走って、守って、送って、打って。彼がいればこそ、金本も城島も新井も福留も糸井もより全力プレーに打ち込めたのだ。
引退試合は9/25に甲子園で行われるウエスタンリーグオリックス戦(12:30~)と発表された。二軍はソフトバンクと熾烈な優勝争いを繰り広げているが、是非とも栄冠を彼の花道に添えてあげてほしい。