阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第16戦 vs広島4回戦【2021.4.14】

阪神甲子園球場
広島 000 000 000 0
阪神 010 220 10X 6
本 佐藤輝4号 マルテ2号
○西勇2勝1敗 ●森下2勝1敗
広島 森下、ケムナ、藤井
阪神 西勇、小林

前日の4/13が雨で流れ、両投手ともスライド登板。
西勇輝はもちろん経験済みだが、2年目の森下は初めてのスライド。
森下には昨年全く勝てなかったが、この小さな異変が何かを起こすのではないかと試合前に淡く期待していた。
そして、森下は崩れた。https://twitter.com/nhk_baseball/status/1382277640984334339?s=20
やっほーい。

2裏。
森下は大山、サンズを打ち取り二死で迎えた佐藤輝明にフォアボールを出すと、続く梅野のショートゴロを田中広輔が捕り損ね1、2塁のピンチを迎えてしまう。森下がピンチということは、我々のチャンスということだ。
打席は8番中野。3球目をライト前に弾き返し苦手の森下から先制することに成功する。
二死の時点で、このままスルスルと抑えられてしまうのかな、と思っていたものが予期せぬ形で先制点につながり、先行きの良さを予感させた。
そして4裏。
サンズがフォアボールで歩いた無死1塁の場面で、佐藤輝明が森下の甘く入ってきたかカーブを見事に捉えて右中間へ叩き込む。これが甲子園初アーチ。
変化球に姿勢を崩されることなく、タイミングをアジャストしながらバットに乗せていたように見えた。前回の対戦で2三振を喰らった相手だけに、格別の一発だったことだろう。

 さらに5裏。
今度はマルテが打った瞬間にソレとわかるやつを左中間に叩き込む。

 これで森下をノックアウト。
去年からいいようにやられてきた森下をしっかりと打ち崩してマウンドから引きずり下ろしたのは大きい。今後へも良い影響が及ぶだろう。

7裏には佐藤輝明のセンター前タイムリーヒットでとどめを刺し、観ていて非常に楽しいゲームであった。

エースの西勇輝は8回127球4安打1四球7奪三振無失点。
エースのピッチングを見せてくれた。
本当にありがたい。オリックスから来てくれて心から感謝している。
優勝するために来たんだもんね。今年、しようね♪
これで矢野政権最多の貯金8。
だが、この程度では優勝できない。
50個ためて100勝しようぜ!

昨日の雨天中止が決まると、熊谷は京セラドームで行われているファームのオリックス戦へ駆けつけ試合途中から出場した。
現状、江越、植田がケガでいないから起用されているところは否めない。そこを本人もわかっているからこそ出場機会を求めているのだろう。
こういう姿勢はとても好感が持てる。

その京セラドームの試合はこの日も行われており、試合こそ負けたが井上広大が5階席へ叩き込む特大アーチを放っている。
佐藤輝明に目を奪われがちだが、井上広大も相当ヤバいぞ!