阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第10戦 vs巨人1回戦【2021.4.6】

阪神甲子園球場
巨人 000 020 0 2
阪神 024 000 0 6
※7回終了降雨コールド
本 香月1号
○西勇1勝1敗 ●サンチェス1敗
巨人 サンチェス、大江、田中豊、高木、ビエイラ
阪神 西勇

良い試合だった。
まず、今季初の巨人戦で勝てた。それも西勇輝先発で。
これは昨季の忌々しい開幕戦の負の思い出を浄化してくれる。
2、3裏の攻撃が理想的だった。
畳みかける攻めで試合の主導権を完全に握った。
そして、雨でコールドゲームになった。
主導権を握ったとはいえ、野球は何が起こるかわからない。
こちらがリードした状況で終わる展開は不良馬場のグラウンドでプレーをするリスクの面から見ても願ったり叶ったりだった。

我らの佐藤輝明は甲子園初打席でセンター前ヒット。上々のデビュー。
サンズは2打席連続ヒットで1打点2得点。
木浪は2打席連続犠牲フライで地味に貢献。
各々が出来ることを精一杯やり、それが結果に表れている。
昨年は誰が投げてきても抑えられそうな気配だったが、シーズン初戦でまずはサンチェスをコテンパンにしたのは今後にもいい影響をもたらすだろう。

ところで、このコールドゲームの宣告があまりにも突然だった。
負けている側の原も抗議していた。抗議してどうなるものでもないが、逆の立場だったら私も憤慨していただろう。
グラウンド状況が悪いのは理解するが、何か説明しても良かったのではないか。
このコロナ禍にあっても球場に足を運んでくれているファンがいる。テレビで観ているファンはまだ状況を察することが出来るがスタンドの観客にはちんぷんかんぷんのコールド宣告だったことだろう。
プロ野球は興行だ。ファンがいてこそ成り立つ。
球場に説明できるマイクとスピーカーがあるのだから、審判団はファンに説明をするべきだろう。そういうことに気が配れないから野球人口が減っていくのだ。

www.daily.co.jp岡田も苦言を呈している。
NHKBSで解説をしていた藤川球児も「この日の試合しか観に来られないお客さんもいる。それがこういう終わり方ではやりきれない。ファンの為にも説明をしてほしかった」と再三口にしていた。
審判団、NPBにおいてはこの姿勢を是非とも改めてもらいたい。

始球式では今年から始動したタイガースWOMENの植村美奈子投手が見事な投球を披露。


女子野球も機会があれば観に行ってみたいと思う。