阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第9戦 vs中日3回戦【2021.4.4】

京セラドーム大阪
中日 000 100 000 1
阪神 100 001 10X 3
本 近本1号
○ガンケル2勝 ●小笠原1敗 Sスアレス1勝2S
中日 小笠原、鈴木、谷元、藤嶋
阪神 ガンケル、岩貞、岩崎、スアレス

カード勝ち越しを決めた。
少ない点差でしっかり勝ち切る。こういう試合をたくさんできるチームが強いチームだと思う。

初回から近本の先頭打者本塁打で先制。近本がこの手のバッティングが出来てくればチームも本人もさらにのっていけるので、何とか調子を上げてもらいたい。
とにかく、この先制パンチはとても良かった。

先発はガンケル。
安定感が素晴らしい。こんなに良いピッチングをする投手になるとは思わなかった。
もしこのままの調子を維持していければ、タイガース助っ人史に名を残すことになるだろう。
6回1/3 92球3安打1四球1死球奪三振1失点。
しっかりと試合を作った。4表の失点はエラーがらみだった。相変わらず守備陣は投手の足を引っ張るが、ガンケルも先頭打者の阿部に二塁打を打たれてピンチを招いているのでそこは反省しよう。

6裏に今季初スタメンの陽川が勝ち越しタイムリー。サンズがつないだセンター前ヒットも良かったが、そこをしっかり陽川が返したのが良かった。昨季の飛躍から今季に懸けていた思いは人一倍あっただろうに、そこへ現れた佐藤輝明。悔しい思いは相当あるはずだ。そこに巡ってきたチャンスでしっかりと結果を出した勝負強さとそれを発揮できる実力は陽川の能力の高さを示している。
その陽川のレフト前ヒットで2塁から激走しホームインしたマルテの頑張りも褒めてあげたい。

7裏には糸原が貴重な追加点となるタイムリーヒット
開幕から調子を落とさずヒットを打ち続けている。えらい。

7回途中から岩貞、岩崎、スアレスで盤石リレー。
この3人が今季の勝利の方程式。これから長いシーズン、勝ちを伸ばしていけるか否かはここにかかっているといっても過言ではないと思っている。
3人がしっかりと調子を落とさずに投げることも大事だが、この3人が力を発揮できるような運用の仕方も大事になってくる。
他のリリーフ陣の頑張りももちろんだが、福原、金村両投手コーチの手腕に期待したい。

この試合は雨が降りしきる神戸運動公園ユニバー記念競技場神戸製鋼vsパナソニックを観ながらスマホで観ていた。
せっかくの好カードだったのに、最悪の環境で観ていたがために寒くてびしょ濡れで荒んでしまった心をタイガースの勝利が癒してくれた。
ラグビーは晴れていれば、もっともっと良い試合だっただろうなあ...実に残念。

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ステップを踏む山沢

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突進するレタリック