阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第7戦 vs中日1回戦【2021.4.2】

京セラドーム大阪
中日 010 000 032 6
阪神 030 000 000 3
○鈴木2勝 ●加治屋1勝2敗 S祖父江3S
中日 福谷、鈴木、又吉、祖父江
阪神 藤浪、岩貞、加治屋、小林、小野

藤浪が今季2度目の先発。
6回99球7安打2四球6奪三振1失点。
開幕戦同様、勝たせてあげたかったが、援護が少ない&ツイてないのは藤浪の特徴。これはそういう星のもとに生まれたと割り切って頑張ってもらうしかない。
そもそも先制点の取られ方も二死から京田に三塁打を打たれ、その京田を3塁に置いていたときにベンチなのか京田からなのか声が聞こえ、それに反応し投球動作を止めてしまいボークを取られて京田がテイクワンベースを与えられて失ったものである。
実に藤浪らしい。西勇輝とかではまず考えられないようなパターンでむしろ愛くるしい。
そして、藤浪の進化したところはここから崩れないことである。
この1失点で踏みとどまるのだ。
5表の二死満塁のピンチも平田を三振に仕留める。6表の二死1塁での福留との対決も158キロの内角低めのストレートで見逃し三振で封じた。
去年までの勝てなかった時期とは明らかに違う、崩れない、踏みとどまれる藤浪晋太郎がいる。もともと球界で一、二を争う才能の持ち主。苦しい時期を乗り越えた鋼の精神が身に付いた今、もはや無敵と言っていい。
これから藤浪の時代が始まるのだ。

そんな藤浪が頑張ったのに、この試合は負けるのである。
2裏に相手のエラー2つに乗じて木浪と近本がタイムリーを放ち3点を取って逆転し、良いムードで試合を進めていたのに8、9回で5失点。
この日は勝利の方程式の一角である岩崎が体調不良で投げられなかったようである。
そこで代わりを務めた加治屋と小林と小野が荒れた。
いずれの投手もこれから存在感をアピールしていくためには結果を出さなくてはいけない立場である。それがこのようなていたらくでは困る。
猛省して頂きたい。

www.daily.co.jpこの日の継投に関しては岡田が評論してくれている。
私も同意する。
こういうもったいない試合は今後減らして、いや無くしてもらいたい。