阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第56戦 vs中日11回戦【2020.8.26】

阪神甲子園球場
中日 000 011 010 3
阪神 010 005 41X 11
本 ボーア11号、12号 陽川1号
○ガルシア2勝5敗 ●福谷2勝2敗
中日 福谷、岡田、浜田達
阪神 ガルシア、岩貞、馬場、能見

中盤まで何となく負けパターンな感じも漂っていたが、6裏に陽川の3ランで流れを一気に引き寄せ、終わってみれば8点差をつける快勝劇だった。
陽川は前日に続き3番でのスタメン出場。
その前日もバットが振れていたが、この日は最高の出来だった。
チームには能力はあるのにイマイチ発揮できない選手がたくさんいるが、その筆頭格が陽川だった。これを機に、糸井、福留に頼らなくてもいいほど大きな存在になってほしい。

ボーアが前日に続きホームランを放つ。しかも2本。
こういうバカ当たりを期待していた。
色々と穴はありがちだが、慣れてくればもっとやれるはず。頑張れジャスティン。

小幡が8番セカンドでスタメン出場。
ノーヒットに終わったが、高卒2年目で内野でスタメンで出るようになるとは、まったく思っていなかった。きっと成長力がすごいのだろう。まだ線は細いが、この経験の一つ一つが小幡を大きな選手にしてくれると思っている。

6、7、8回と3イニング連続で打席の回ってきた2番木浪がすべてヒットを放ち猛打賞。これって、珍しいのでは?
守備面でのミスは減りつつあるが、打撃面での成長がイマイチな木浪。菅野からホームランを打てる力があるのだから、何かきっかけを掴めば伸びるはず。現状の2割3分ではよほど守備が巧くないと使い続けられないだろう。更なる精進を望む。

大山が7裏に試合を完全に決めるスリーベース
徐々に欲しい時に一本出る選手になっている。着実にミスタータイガースの道を歩んでいる気がする。大山の力はまだまだこんなものではない。2年後には手の付けられない選手になっているはず。その過程を見ていられることに感謝。

先発のガルシアは6回90球3安打3四球3奪三振2失点。
試合を作った。ノッてくれば良い投球をするガルシア。この日のような投球で毎登板安定してくれると嬉しい。
そのガルシアをリードしたのは坂本誠志郎。
思いがけずダルビッシュ有からフレーミングを絶賛され、にわかに野球ファンの注目を集めたが、この日の勝利がスタメン出場での初勝利。
バッティングも捨てたものではなく、梅野、原口とともに高レベルな捕手争いができている。出場機会は多くないが、めげずに頑張ってほしい。

岩貞、能見もナイスリリーフだった。
能見はノンプレッシャーの場面ではまだまだイケる。

祝・再びの3位浮上。