第53戦 vsヤクルト11回戦【2020.8.22】
明治神宮野球場
阪神 300 310 010 7
ヤク 000 000 140 5
本 大山12号 村上10号 青木9号
○西勇4勝3敗 ●クック1敗 Sスアレス9S
阪神 西勇、尾仲、岩貞、ガンケル、スアレス
ヤク クック、今野、風張、マクガフ
西勇輝が7回116球3安打2四球6奪三振1失点で4勝目。
長いイニングをしっかり任せられる投手がいるというのは素晴らしい。
今年は‟みそぎ”の意味もあってか、去年より安定しているように思える。
今後もこの投球を続けていってもらいたい。
初回に大山が3ランで先制。高めのストレートを逆方向のライトスタンドへ叩き込むテクニカルな一撃だった。
二死から四球、死球で得たチャンスをこれ以上ない形で生かしてくれた。
相手先発のクックもこれには堪えたことだろう。
そもそも西勇輝とクックの対戦で負けるわけにはいかない。相手の出鼻をくじくこの一発は大きな価値があった。
4表も二死から木浪、西勇輝、近本、上本の4連打で3点を追加。
こういうスキのない野球を毎回してくれればいいのだけど、それほどチームは成熟していない。一歩一歩の積み重ね。来年、再来年に熟してくれればいいなぁ。
7回まで西勇輝が投げたのに、残り2イニングで4人の投手を使い、スアレスまで出してしまった。
1/3で3失点した尾仲が悪いのだが、この子はイマイチ成長が見えない。
大和との人的補償で加入してから早3年。
大卒入団なので来季は26歳。そろそろ危うい立場だ。
新人の年にDeNAで11試合投げたということは、それなりに評価されていたということだ。彼の才能が花開くことを願う。
2年目の小幡竜平が記念すべきプロ初打席。結果はピッチャーゴロ。
根尾、小園、藤原、太田などの才能あふれる高卒野手が各球団にいる世代。
去年の晩夏、タマスタ筑後で観たときに「鳥谷2世はお前だ!」と念を送った期待の若手。こんなにも早く一軍に昇格するとは思っていなかった。
今は何もかもが勉強の時期だろうが、素早く吸収し、世代ナンバーワンを掴んでほしい。