阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第36戦 vsDeNA9回戦【2020.8.2】

阪神甲子園球場
ベイ 100 000 000 1
阪神 000 002 01X 3
本 梶谷9号
○馬場1勝 ●平良2勝2敗 Sスアレス6S
ベイ 平良、三上
阪神 岩貞、馬場、ガンケル、藤川、スアレス

馬場がプロ初勝利。
めでたい。
清宮の外れ1位だった馬場。七色の変化球を操るという前評判だったが、プロの世界はそれほど甘いものではなく3年目にしてようやく嬉しい初白星となった。
その変化球、縦にスライドしていくボールはとてもキレがあり、もっと精度が高まれば手の付けられない投手になれる可能性を秘めている。
まだ四球で自滅する傾向があるので、そこを改善してほしい。
ほんわかとした憎めない雰囲気と気合の入ったガッツポーズは人気者になれる要素十分なので、あとは実力をもっともっとつければ。
今季はこのままリリーフとしての起用になるだろう。昨季の島本、守屋のように存在感を存分にアピールしてほしい。

先発の岩貞は7/12の登板以来、勝利から遠ざかっている。この日も5回で降板。
真の力が発揮されれば余裕で二桁勝てるピッチャー。徐々に調子を戻しつつあるが、欲しいのは白星。次の登板こそ7回くらいまでピシッと投げてほしい。

打線は6裏に4番大山が逆転タイムリー。
4番が打てば勝てるのだ。本人も「自分が打てば勝ちにつながるし、打てなかったら負ける」と自覚している。
鈴木誠也や岡本、村上にも負けない実力を持っているとファンは信じている。
大山、頑張れ。

8裏はサンズのヒットから大山死球、ボーア中飛で一死1、3塁を作り出すと、梅野のショートへの当たりが大和の本塁フィルダースチョイスを誘発し貴重な追加点。
サードランナーはサンズへの代走江越。そのポテンシャルはプロ野球関係者の誰もが認めるのに、なかなか発揮されることがないという江越。ここで、その片鱗を見せつけてくれた。
とんでもない速さで本塁へヘッドスライディングしセーフ。速さもさることながら、突っ込むタイミングも良かったのだろう。
打つほうでのチャンスはなかなか生かすことができないが、今季は走塁や守備でポテンシャルが発揮されつつある。
でも、私は4年前に4試合連続ホームラン打ったこと、忘れていないよ。
祈 打撃覚醒。

球児も徐々に投球の威力が戻ってきたように見え、ガンケルも中継ぎが板についてきた。
8月反攻とまではいかなくても5割くらいで戦っていける戦力にはなってきた。