阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第31戦  vsヤクルト7回戦【2020.7.28】

明治神宮野球場
阪神 342 406 001 20
ヤク 030 000 110 5
本 ボーア7号 宮本1号 サンズ6号 木浪2号 廣岡2号 塩見2号
○秋山3勝1敗 ●イノーア2敗
阪神 秋山
ヤク イノーア、坂本、中澤、梅野、星

初回、近本のショートゴロをエスコバーがエラー。名手と呼ばれている助っ人がミスをして、相手には嫌な空気が漂ったことだろう。
その空気がイノーアの投球ミス(フォアボール、ワイルドピッチ)を誘い、3点を先制した。3点目の木浪のライト前ヒットは「もう1点」が欲しかったところで、よく出た1本だった。

2表は近本フォアボール、サンズセンター前ヒット、大山フォアボールの満塁で我らがボーアがグランドスラム
3表は秋山のショート内野安打をエスコバーが悪送球で、秋山は二進。続く近本はセーフティバントでサード内野安打。無死1、3塁のチャンスを作り出す。ここで、ピッチャー坂本が1塁への牽制を悪送球。秋山は労せずしてホームイン。近本も3塁へ。
次の糸井はしょうもないサードファールフライだったが、サンズがライト前へのポテンヒットでさらに追加点。

1~3回まで毎回得点の9点。対するヤクルトはエラーとフォアボールを連発。この試合は必ずモノにしなければならない。

そして、4表。みたび満塁機を作ると今度はサンズがグランドスラム! 両助っ人が満塁弾を放つお祭り試合になった。

タイガースでの1試合2満塁ホームランは3度目の出来事。96/10/9の新庄&塩谷、10/5/7の城島&マートン以来だそうな。ちなみに助っ人2人の満弾競演は78/4/20の中日vs広島のギャレット&ライトル以来2度目のことだそう。ギャレットもライトルもカープ史に残る助っ人。ボーアもサンズもそうなるといいな♪

先発の秋山は2裏に宮本ごときに3ランを浴び、廣岡、塩見といった小粒プレーヤーにもソロを献上する実にもったいない投球だったが、雨の中での登板を考慮すれば及第点の出来であった。結局、大量援護に助けられ2年ぶりの完投。
9回113球9安打1四球5奪三振5失点。週頭の先発として中継ぎ陣を使わせない思いやりピッチング。

終わってみれば20点。ヤクルトは12四死球3失策。そりゃ、20点取られるよ、という戦いぶりであった。
だが、先日の中日戦もそうだが「明日は我が身」の心持ちでいよう。
勝って兜の緒を締めよう。