阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第12戦 vs中日3回戦【2020.7.2】

ナゴヤドーム
阪神 002 000 000 2
中日 300 000 01X 4
本 ビシエド3号
○岡野1勝1敗 ●ガルシア2敗 S R・マルティネス1S
阪神 ガルシア、伊藤和、岩崎、スアレス
中日 岡野、ゴンザレス、福、祖父江、R・マルティネス

今季二度目の同一カード3連敗。
とにかく打てないから仕方がない。
スポーツ紙は毎日のように暗黒時代以来の記録的弱さを報じている。
矢野監督もトレードしてきた当時の「やることなすことすべてダメ」なチーム状況を思い出していることだろう。あの時、よっさんやノムさんがどんな気持ちで指揮官として戦いに臨んでいたのかを身をもって感じているに違いない。

ガルシアは初回にビシエドに3ランを喰らったのが痛かった。今の打てないチーム状況では、戦意喪失の重い3失点だった。
途中で脱水症状に襲われたりしながらも頑張って投げたが、やはり立ち上がりの失点はツラい。生来、明るい陽気な男なので勝てば本人もチームもノリノリになれるだけに、黒星が先行するのは切ないところである。

3表はこの日スタメン起用の上本がタイムリーを放ち、監督の采配に応えた。糸原がイマイチなだけに、さらなる頑張りを見せればレギュラー奪取もある。なので、頑張れ。
上本以外にも髙山、北條がスタメン起用され、矢野監督曰く「起爆剤」として期待されたのだが、まったく弾けることはなかった。実に悲しい。
どこかの記事で金本前監督が「髙山と大山はさんざんチャンスをもらっていたのに生かせなかった。これからは少ないチャンスをどう生かすかだ」と書いていた。そうなのだ。若いようで、もう中堅に差し掛かっている二人に残された時間は多くないのだ。それなのに、この試合の髙山はまるでいいとこなしの4の0。
北條も3の0。二人ともいまだ今季ヒットなし。
ちなみに大山は出番なし。
3年前は、この3人が虎を背負っていると確信していたのだが…

9表は無死1、2塁とチャンスを作ったが、近本が送れずにポップフライで倒れると、次の上本はショートゴロゲッツーになり、笑っちゃうくらい呆気なく試合は終わった。
まあ、弱いときはこんなもの。
打ち上げてしまい、バットを叩きつけて悔しがる様を見せた近本の反発力を信じよう。

投げるほうは4失点なので、そんなに責められない。
勝ちパターンの岩崎、スアレスを投入してあきらめない姿勢を見せた。スアレスはダメ押しの1点を取られたが、そういうこともある。きっと次はちゃんと抑えてくれるはずだ。
伊藤和の1球でピンチをしのいだ場面も良かった。

勝てないときはダメなところが多く出るものだが、OBの桧山が断罪していた。

www.nikkansports.com外野のファンとしてはもう「がんばってくれ」としか言いようがない。