阪神甲子園球場
中日 000 000 000 0
阪神 000 210 00X 3
○青柳9勝9敗 ●三ツ間2勝2敗 S藤川4勝1敗16S
中日 大野雄、三ツ間、山本、藤嶋、岡田
阪神 青柳、島本、高橋聡、岩崎、ジョンソン、藤川
泣いても笑っても最後の公式戦。
この試合に勝つか負けるかでタイガースの行く末が決まる。
そんな大一番に居ても立ってもいられず12:00に甲子園球場に到着してしまう。
当然、開門はしていない。
外周をグルグル歩き、甲子園歴史館に入館する以外に時間を潰す方法はない。
甲子園歴史館にはバックスクリーンビューというものがあり、その名の通りバックスクリーンに足を踏み入れることができるのだが、ここの隙間からグラウンドの選手たちを覗き見ることができるのだ。
試合前の和やかな雰囲気を垣間見ることができ、満足。
ちなみに、歴史資料館の中で一番面白かったのは甲子園ボウルのヒストリームービー。
アメフトの歴史、とても勉強になりました。
そうこうしているうちに開門。
勇んで入場するもグラウンドに居るのはドラゴンズの選手。
本拠地試合はホームチームの練習が観られないからイヤよね。これ、何とかならないかな。ファンクラブ会員は11:00から入場してもOKみたいな。
仕方が無いので、ドラ選手観察。
オーロラビジョンには去り行く人のプチ情報が。
そんなこんなで試合開始。
我らが青柳は規定投球回数入りがかかっている。4回2/3を投げればクリア。
一方の大野雄は最優秀防御率がかかっている。3回1/3を無失点でクリア。
ここから忖度試合が幕を開ける!
まあ、忖度してもしなくてもノーノーを喰らっている投手なので打てるわけじゃないのだが、タイガース打線は見事に4回の2アウトまで全員凡退。大野雄にタイトルの権利をプレゼント。
ここまでしてあげたら、ドラベンチも応えないわけにはいかない。
大野雄、降板。タイトルが確実なものとなり、甲子園全体で拍手。
「おめでとう大野。ありがとう大野」
次のマウンドを託されたのは三ツ間。2安打2四球1暴投2失点で先制点を献上してくれた。良いヤツ。
5表まで青柳は0点で抑え、初めての規定投球回数をクリア。
もう少し安定感を増してくれれば、結構無敵の投手になれると思うので、来季も精進してもらいたい。
5裏も山本がワイルドピッチで1点をくれた。
さすがはかつてのタイガースファンクラブ会員。ありがとう。
そして、7表。
3点という乏しいリードの中で、高橋聡文が登場。
金本前監督が是非にと熱望して、やって来た高橋聡。
金本政権では欠かせないリリーフ投手だった。
対戦した福田は真剣勝負をしていたように思う。まあ、外角高めのボール球を無理やり引っ張った感じではあったが。
試合途中に、試合を止めてマウンドで花束贈呈はどうなんだろう。と、思ったりはしたが、これが今の球界のスタンスなのだろう。
引退試合の在り方については、一度球界全体で考えた方が良いと思う。
青柳、大野雄、高橋聡と課題を順調にクリアしているタイガース。
あとは鳥谷の登場を待つばかり。球場の雰囲気は完全に鳥谷待ちだ。
そして、7裏。
先頭の9番ピッチャー岩崎のところに出てきたのは鳥谷敬。
万雷の拍手。
こんな形で君を見送らなくてはならないとは。
多くのタイガースファンが寂しさを胸に声援を送っていた。
8表。
鳥谷がショートの守備に就く。
やはり、一番しっくりくる。
4裏にビシエドを下げている時点で、中日に勝つ意志は無い。
彼らは私たちにCSへ行ってほしいのだ。
その思いに応えるべく、獲るべきアウトはあと3つ。
マウンドには藤川球児。
ショートには鳥谷敬。
奇跡のCS進出を祝うにふさわしい布陣。
球児が高橋周平を三振で討ち取る。
今季初の6連勝。そして、奇跡のCS進出。
忖度だらけの試合だったけど、勝てばなんだって嬉しい。
CSの相手はベイスターズ。しかもハマスタ。負ける気がしない。
何よりも、まだ、タイガースの試合を観られる。ということが嬉しい。
というわけで、レギュラーシーズンは
69勝68敗6分
勝率 .504/538得点⑥/566失点②/94本塁打⑤/100盗塁①/打率 .251④/防3.46①
そして、忘れてはならない 102失策。もちろんリーグ最下位。
よくもまあこんな成績で、貯金1の3位になれたものだなと感心する。
これで、CSに行けちゃうのであれば、もうちょっと打って、守れるようになれば優勝しちゃうんじゃないの?
ま、来季への期待はCS終わりに書きましょう。