阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第139戦 vsDeNA24回戦【2019.9.22】

阪神甲子園球場
ベイ 000 000 000 0
阪神 000 021 00X 3
○ガルシア4勝8敗 ●バリオス1勝2敗 S藤川4勝1敗15S
ベイ バリオス、石田、国吉、笠井
阪神 望月、能見、ガルシア、岩崎、島本、ドリス、藤川

先発は望月。
いけるところまでガンガン投げて、あとは鉄壁リリーフ陣に託す作戦だ。
その望月、4回途中に大和にヒットを打たれたところで降板。
3回2/3を71球3安打2四球無失点。決して良くはないが、ベンチの作戦にはギリギリ応えた。
この作戦を生きたものにするには打線の奮起が不可欠。
そのピースにハマったのは鳥谷だった。
5裏、一死1、2塁で代打で登場すると三遊間を抜けるタイムリーを放つ。これまでに何度も観た「らしい」流し打ち。これぞ鳥谷のバッティング技術。
甲子園はお祭り騒ぎ。このムードを味方につけたリリーフ陣は失点を許すことなく、零封リレー。
夢をつなぐ快勝となった。

この日、横田慎太郎が引退を発表。
脳腫瘍から懸命にリハビリを続け、一軍での出場を目指したが、後遺症は目に来ていた。
物が二重に見え、ろくにボールも見えていなかったのだという。
そんなにツラい状況にあることを知らなかった。
期待されていた選手だった。復帰を待ち望まれた選手だった。悔しかろう。
福留のコメントが良い。
自分の身体があってこそ、というのが第一だと思う。今まで助けてくれたご両親に感謝して、自分の口から「ありがとう」という言葉を伝えなさいよ、と彼にも言った。どういう道に進もうと、僕は応援することは変わらない。
同じ鹿児島出身のかわいい後輩を思う気持ちが伝わってくる。