阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第83戦 vs巨人12回戦【2019.7.9】

阪神甲子園球場
巨人 000 000 010 1
阪神 000 000 000 0
○桜井4勝1敗 ●ガルシア2勝4敗 S田口1S
巨人 桜井、中川、マシソン、田口
阪神 ガルシア、小野、島本

無念の2連敗。
こうも打てないものか。

CS放送の放送席は中井雅之アナと湯舟敏郎
この二人が試合を担当するときは配球を探る実況解説になることが多い。
1球1球をしっかり実況する中井アナと、投手出身でコーチも務めた経験を活かした湯舟による1球ごとに変化していく状況を読み解く解説。
次にどんな球が来るかの予測、さっき投げた1球にどんな効果があるのかは聴いていて楽しい。
そして、ふと疑問が浮かぶ。
中井アナと湯舟に予測できていることが、なにゆえバッターにはわからないのか。
当然、バッターボックスに立っている選手と放送席の人間とでは雲泥の差があるし、ベンチの方針もあるから、この疑問自体が愚問であるかもしれないが、どうしても思ってしまう。
なんで、そのボール、振っちゃうの?
ノムさんは言っている。
野球は考えるスポーツ。どのスポーツよりも休む時間が多い。その間にどれだけ頭を働かせるかが大事なんだ、と。
タイガースの野手陣、本当に考えて打席に立ってます?

タイガース7安打、巨人5安打。
決して打てていないわけではない。安打数では上回っているのだから。
「あと1本」なのだ。
いつも書いている気がするが。
コーチたちも選手たちも、スコアラーや打撃投手といった裏方のメンバーたちもこの課題に取り組んでいることだろう。
このままじゃ、優勝なんて夢のまた夢なのだから。
改善しないことに栄冠は輝かないのだ。

ガルシアは頑張った。ナイスピッチングだった。
8表、ビヤヌエバなんかに打たれたのが悔しいが、しかもしっかり捉えられたわけでもない当たりだったのが悔しさを倍増させるが、仕方ない。それも野球だ。
この数少ない好機でしっかりと得点を取るから、巨人は首位に立っているのだろう。
不愉快だが、事実から目を背けてはいけない。
8回102球4安打1死球奪三振1失点。
これぞ助っ人の投球であろう。後半戦から柱として頼りにしたい。