阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第27戦 vs中日6回戦【2019.4.29】

ナゴヤドーム
阪神 010 000 010 2
中日 000 000 000 0
本 大山6号
○青柳2勝2敗 ●阿知羅1敗
阪神 青柳
中日 阿知羅、谷元、R・マルティネス、小熊

青柳のプロ初完投は完封勝利。
援護点は2点と相変わらず少なかったが、これはこのチームの先発投手には宿命づけられている。村山、小山、バッキーなどかつての大投手たちはその中でも勝ち星を重ねていった。
目標は高い方が良い。青柳も歴代タイガース投手偉人の仲間入りを果たしてもらいたい。この試合がそのきっかけとなろう。
完封劇を後押ししたのは矢野監督の決意の采配。
9表、一死満塁の大チャンスでそのまま青柳を打席に立たせた。1点でも取れば勝つ確率が上がる場面。代打でもおかしくなかった。いや、これまでなら確実に替えていただろう。だが、そのまま打席に立たせた。
結果は最悪のショートゴロゲッツー。
追加点どころか、嫌な流れを生み出してしまった。
しかし、青柳はその裏も抑えた。
「完封してこい」という代打を出さなかった監督の檄に応えたのだ。
ぬぼーっとした愛嬌のある顔に変則に横手投げ。
勝ち星を重ねていけば、人気者になれる要素は兼ね備えている。
今季の青柳には期待したい。