阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第9戦 vs広島3回戦【2019.4.7】

マツダスタジアム
阪神 001 120 230 9
広島 000 000 000 0
○西1勝1敗 ●九里1敗
阪神 西
広島 九里、レグナルト、菊池保、島内

完勝。
こういう試合を待っていた。
西勇輝は12球団一番乗りの完封。来てくれて本当にありがとう。
初回こそ満塁のピンチを作ったが、あとはノーピンチ。
ヒットを打たれても連打をされない。失投をしないピッチングは観ている者に安心感をもたらし、味方にいいリズムを生む。
これがエースの投球術。
そう。いま、タイガースにはメッセと西という二人のエースがいるのだ。
エースが二人いれば、よほどのことがない限り大型連敗しない。ここにガルシアが加われば。秋山が2年前に戻れば。藤浪が復活すれば。
凄く強い。
首脳陣の思い描く形が、まずは一歩進んだ。

打線は今季初めて4点以上取れた。13安打9得点。ホームラン無しで9点ということは、つながったということ。
やればできるのだ。3点までしか取れないまま今シーズ終わってしまうかと思った。
2番糸原が猛打賞。ここまで、チャンスを潰す場面が目立っていたが去年の打順に戻り、リズムを取り戻したか。
こういう余裕ある試合が続けて出来れば、木浪を我慢して起用できるようになる。
キャンプからオープン戦までの打撃を覚えているファンは、彼の思い切りのよいシュアなバッティングが頭から離れないのだ。
4番の大山が5表にタイムリーツーベース。この試合まで12球団の4番で長打がなかったのは大山だけだったそう。これで、また一つプレッシャーから解放されて本来のバッティングが戻ってくるかもしれない。

3連敗後のマツダでのカープ戦で、どうなることかと思ったが勝ち越せた。
次は甲子園でのベイスターズ戦。真の本拠地開幕戦。去年は大きく負け越した甲子園だが、2年続けてそんな不甲斐ない姿は見せられまい。
ガルシア、頼んだぞ。君も獲って良かった、と思わせるピッチングを見せてくれ。