阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第125戦 vs広島21回戦【2018.9.20】

マツダスタジアム
阪神 100 120 100 5
広島 000 030 010 4
本 ナバーロ3号 鈴木30号
○才木6勝8敗 ●ジョンソン10勝8敗 Sドリス1勝6敗30S
阪神 才木、能見、桑原、藤川、ドリス
広島 ジョンソン、中村、戸田、アドゥワ、ヘルウェグ

試合開始が1時間9分遅れ、途中で1時間2分の中断。
本来なら中止にしてもいい局面だが、試合日程が押し迫った両軍にとっては流せない試合だった。
特にタイガースはこの日に9/9に中止となった試合が10/9に組み込まれることが発表され、10/13に始まるクライマックスシリーズとは3日間の空きしかないという切羽詰まった状況になっていた。

雨が降りしきる中、才木が頑張った。
前回の登板は中日相手に不甲斐ない投球だったが、今日は粘った。
雨、中断と調整力が問われる中で5回3失点。5裏の丸のタイムリーと鈴木のホームランはちょっと次元の違うバッティングをされたので無視する。もらい事故みたいなもの。気にしないことにしよう。
2週間前のマツダスタジアムでも勝っており、カープ相手に2連勝。来季に向けて明るい材料である。
無駄なフォアボールを減らせれば、タイガースを背負う投手になれるはずだ。

今日のドリスは頑張った。
菊池、丸、鈴木を三者凡退で仕留めた。
特に鈴木を変化球で翻弄しつつ三振で抑えたのは素晴らしかった。
梅野のリードと共に称賛を送りたい。
一方、不安なのは球児。
制球がおぼつかない。球威はあるだけにもったいない。
本当は2点差でドリスにバトンを渡したかった。
投手陣で誰よりも経験値が高い球児の修正力を信じたい。

とにかく、いつ中止になるともわからない中で先制点を取れたのが良かった。
効果的に追加点を取れたのも良かった。
雨がジャンジャン降っていた4、5表に取れている。相手にとって得点以上にダメージを与える一撃となっただろう。
ナバーロのホームランも良かった。打率も3割に迫ろうとしている。この間も書いているが、来季も必ずベンチにいてほしい選手だ。
7表の中谷の犠牲フライで取れた1点も良かった。
まだ、全然中谷のこと信じてないが、この犠牲フライは最低限の仕事をした。誉めてやろう。
最後まで冷や冷やしながら観たが、こういう試合展開で勝利を手に出来たのは次につながる。