阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第124戦 vsヤクルト22回戦【2018.9.19】

明治神宮野球場
阪神 110 020 000 4
ヤク 600 110 01X 9
本 山田33号 西浦9、10号
○大下2勝1敗 ●岩貞7勝8敗
阪神 岩貞、望月、伊藤和
ヤク ブキャナン、大下、梅野、近藤、石山

幸先よく先制した1点。
この得点を大事に戦って行きたい。そう思っていたのに、岩貞が意味不明の乱調。
1裏に青木にタイムリー、山田に2ラン、西浦3ランを浴びて6失点。
エラーきっかけでランナーを出したとはいえ、観る方もプレイする方も意気消沈の大量失点。これから連戦続きだというのに、中継ぎ陣投入が初回で決定した。
2回以降はそれなりに投げていたので、どう考えても調整ミス。何をどのようにして試合当日までに身体を作っていくのかは知らないが、もう少しまともな試合を作るための努力をしてくれないだろうか。
いや、努力はもちろんしているのだろうし、ちゃんと調整をしているとは思うんだけどさ。こんな試合ばっかりだと、何を言われても仕方がないよね。結果が全ての世界だし。
当然、投手だけの責任ではない。キャッチャーも原因を考えなきゃいけないし、投手コーチもバッテリーコーチも悩んでほしい。
ここのところ、初回に失点される試合が多すぎる。
いきなり点を取られると、観る方もげんなりしてしまう。もう少し、気持ちよく試合を観ていたいな。

ブキャナンも決して良い内容ではなかったが、攻めあぐねた。
攻めあぐねるのはいつもの事なので、もう目くじらを立てることも無いのだが、それが良いというわけではない。
本当はきちんと攻め切ってほしいのだ。
20点取れる力はあるのだから、きっとできるはずなのだ。
でも、できない。
ココで一本出れば流れは変わる、そういう場面で凡退する。
チャンスをモノにする力。誰かこのチームに授けてくれないだろうか。
決定力不足。サッカー日本代表の代名詞だが、今は阪神タイガースにこそ相応しい。

この試合をもって今季の優勝は完全消滅。だいぶ前から諦めていたが、2005年以来の栄冠は来季以降へ持ち越された。なんだかんだで13年間も優勝から遠ざかることになる。
金本監督の来季は3年契約の2年目。だが、一向に改善されない打撃力、伸び悩む若手と指導力に疑問符が付きはじめている。進退をかけるシーズンになるだろう。
03年、05年とその不屈の魂がみせた輝きがチームに栄光をもたらした。その偉大な姿は目に焼き付いている。鉄人ならば、きっと成し遂げてくれるはず。来年までは金本監督を信じたい。

そんな1軍の苦境をよそに、ファームがマジック2を点灯させた。
矢野監督の超積極野球はシーズン盗塁記録を塗り替え、しっかりと結果も伴わせ実を結んでいる。
昇格した選手がなかなか結果を出さないのはもどかしいが、ここは素直にファームの強さに拍手を送ろう。
この頑張りが数年後につながっていくのだから。
イースタンは巨人が優勝。
ファーム日本選手権阪神vs巨人になる。
せめて、ここで日本一になって1軍の憂さを晴らそう。