阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第28戦 vs中日7回戦【2020.7.24】

ナゴヤドーム
阪神 000 100 400 5
中日 020 000 000 2
本 大山7号
○青柳4勝1敗 ●谷元1敗 Sスアレス5S
阪神 青柳、馬場、岩崎、スアレス
中日 大野雄、佐藤、谷元、岡田、藤嶋、ゴンサレス

先発の青柳は6回86球2安打3四球5奪三振
10個のゴロアウトで中日打線を翻弄した。
2裏だけ8番木下拓、9番大野雄に四球を連発し、1番井領にタイムリーを打たれるあきれ返っちゃう点の取られ方をしたが、それ以外は良かった。
試合の中で修正する能力も向上していると、前向きにとらえよう。
まあ、勝ったからそう思えるのだが。

打線は4番大山が2試合連続のホームラン。
4表に放ったソロは、1点差に迫る追撃の一発でチームに「行ける!」という雰囲気を作り出した。
そして7表。
四球3つで満塁のチャンスを作ると、北條が前進守備のレフトの頭上を越える3点タイムリーツーベースを放ち逆転。
続くサンズもセンター前にタイムリーを放ち、一気に4点を取った。
相手の浮ついたところに乗じて点を取る野球。強いチームのやり方だ。チームの調子がいいということだろう。

その裏の馬場は2四球1安打でピンチを招いたが、こらえた。
8裏の岩崎は無難に三者凡退。
9裏のスアレスは大山のエラーもありピンチを招いたが、これもこらえた。
大山、ポツポツとエラーが増え始めたな…打つのは素敵だが、守りも向上してほしい。

というわけで逆転勝利。
青柳は4勝目。
今季は勝ち運があるね。

第27戦 vs広島5回戦【2020.7.23】

阪神甲子園球場
広島 000 004 000 4
阪神 200 000 000 2
本 大山6号 ピレラ4号
○森下2勝1敗 ●藤浪1敗 S一岡1S
広島 森下、フランスア、塹江、一岡
阪神 藤浪、望月、藤川、伊藤和

藤浪晋太郎の復帰登板である。
コロナ感染、遅刻懲罰降格。そもそもこの3年間不振。
注目される存在であるがゆえに、いろんな人からいろんなことを言われている。
単なる一ファンに過ぎない私にでさえ「トレードすれば復活するんじゃない?」とかいう輩がいるのだ。
「うっせぇよ!」
実際にはにこやかに対応するが、心の中では怒鳴りつけている。
ウチの晋太郎は宝なんだよ。トレードするわけねえだろ!
こんな不愉快な連中をいつまでものさばらせておくわけにはいかない。
藤浪晋太郎よ、お前の真の力を見せつけて奴らを黙らせてやるのだ!

結果、60/3回106球4安打6四球5奪三振4失点。最速156キロ。
6表にピレラに喰らった満塁ホームラン。これが悔しい。
ファールになると思ったのに、そのままスタンドイン。
晋太郎、悔しそうな顔してたな…
だが、投球自体は明らかに去年より良かった。
今回は、抹消された中田の順番のところで投げたわけだが、中田よりもよっぽどいい。
何より中田よりも応援しがいがある。
今日は勝てなかったが、この投球を続けていけば必ず勝てる。
タイガースに藤浪晋太郎は帰ってきたのだ。
きっと近いうちに復活星をみんなで祝う日がやってくるだろう。

対するカープの先発は新人の森下。
初回に大山が2ランを放ったが、それ以外は点を取れず。
決してチャンスがないわけではなかったが。

球児がファームから戻ってきた。
8回に登板し、1安打1四球2三振。まだ万全とは言えないが、これから調子を上げていくものだと信じよう。

第26戦 vs広島4回戦【2020.7.22】

阪神甲子園球場
広島 010 000 002 0 3
阪神 001 000 011 0 3
本 サンズ5号
広島 野村、一岡、塹江、菊池保、D・ジョンソン
阪神 ガルシア、岩崎、スアレス、馬場

スポーツ紙の評論家たちは「勝てる試合を落とした」「負け同然の引き分け」と断じたが、私はそうは思わない。
9表に同点どころか逆転されたのだ。しかもエラーがらみで。普通なら、その流れを引きずり嫌な敗戦、となるところである。そこを耐えた。この試合は負けそうなところから引き分けに持ち込んだのだ。
「よくぞ負けなかった」
これが正当な評価だろう。

先発のガルシアは7回を103球5安打1四球4奪三振1失点。とてもよく投げた。ピンチを迎えても、しのぐピッチングが冴えた。点が取れそうで取れないのは相手チームにはストレスだろう。勝たせてあげたかったが、これも野球。辛抱強く、次の登板でも頑張ってもらおう。

打つほうではサンズが大活躍。
3裏にタイムリーツーベース。7裏に勝ち越しソロ。打率も3割に乗せ、ひょっとしたら「当たり」助っ人なのかもしれないという雰囲気が漂い始めている。
このままサンズをヒーローにしてあげたかったが、9表に大山がやらかす。
一死2塁で長野のサードゴロを一塁へ悪送球。解説の岡さん曰く「腰高で捕球し、そのままの態勢で送球してしまっている。低い姿勢で送球を心掛けなければいけない」とのこと。大山君、肝に銘じてください。
その悪送球はカメラマン席に入り、テイクワンベース。2塁ランナーの鈴木がホームインし同点に。
その後の代打松山を申告敬遠し、代打会沢勝負。
が、4球目を鋭く三塁線へはじき返され、逆転される。

9裏。
梅野のショート内野安打を陽川が送り、一死2塁のチャンスを作る。
木浪はレフトフライに倒れたが、途中から守備で入った近本がライトへ同点タイムリー。
二死からよくぞ打った。これを打棒復活のきっかけとしてほしい。

10裏。
先頭の北條がセンター前ヒットを放つも、代走の江越が盗塁死。続くサンズも倒れ、あっけなく終わるかと思われたが、大山がレフト前ヒット、代走熊谷が盗塁し、代打の原口が歩かされ、打席には植田。選手は全員使い切っており、植田に託すしかない。
頑張れ。
祈りむなしく植田は三振。ゲームセット。

江越の盗塁死がなければ…とかいろいろ思うことはあるが、積極野球が身上の矢野野球。仕方ない。

とにかく、よく負けなかった。
が、悲劇はあった。
糸原が右手有鈎骨を骨折してしまった。
ここのところ快調で、12試合連続安打中だったキャプテンの離脱は痛い。

第25戦 vs広島3回戦【2020.7.21】

阪神甲子園球場
広島 100 000 300 4
阪神 102 030 21X 9
本 堂林5号 サンズ4号 糸原2号 大山5号 鈴木誠8号 北條1号
○秋山2勝1敗 ●九里1勝2敗
広島 九里、フランスア、高橋樹、薮田、D・ジョンソン
阪神 秋山、馬場、岩崎、スアレス

堂林の調子が開幕からずっと良い。
去年までミスター伸び悩みだったのにどうしたことだろう。
そんなわけで、初回に先制ソロを打たれた。
が、その裏にサンズがバックスクリーンへ放り込みすぐさま同点に。
練習試合の終盤でサッパリだったサンズを私は「ダメ外人」と早々に見切ってしまった。大変申し訳ない。今、サンズのことがとても好きです。
3裏に糸原が勝ち越しの2ランを放ちチームに勢いをもたらす。
そして5裏にはサンズがタイムリーを放ち、大山が2ランをかっ飛ばす。
こんなにホームラン打つチームでしたっけ?

6-1。
余裕の展開かと思いきや、カープは強い。
7表に秋山を攻め立てマウンドから引きずり下ろす。
替わった馬場も一死満塁の大ピンチを招く。あ、これは同点、もしくは逆転覚悟の局面だな、心を決める。
しかし、ここで奇跡が。
西川の放った鋭いピッチャー強襲のゴロを馬場がミラクルキャッチ。すぐさまホームに投げ、梅野はファーストに送球。1-2-3の併殺が成立し、ピンチを脱した。

その裏。
これまで開幕からヒットの無かった北條がホームランを放ち点差を縮められた嫌な空気を吹き飛ばす。北條は8裏にもタイムリーを放ち、これまでの鬱憤を晴らす。木浪に水を開けられているが、この競争意識がチームに良い空気を作り出す。もっと頑張れ北條。

終わってみれば5点差の快勝。
秋山も2勝目を挙げ、しっかりとローテに食い込んでいる。
夢の貯金生活に突入し、チームの雰囲気はとても良い。

第24戦 vs中日6回戦【2020.7.19】

阪神甲子園球場
中日 011 100 000 3
阪神 300 301 04X 11
本 ビシエド9号
○能見1勝 ●梅津2勝3敗
中日 梅津、藤嶋、岡田、ゴンサレス、佐藤、橋本
阪神 岩貞、小川、能見、馬場、岩崎、伊藤和

中日に3タテを喰らわせ、先日のナゴヤドーム3連敗の借りを返した。
あな気持ちよし。

好調だったボーアが右臀部の張りでベンチ外になる危機的状況も、みんなでカバー。
スタメンには福留のオジキが名を連ねた。
そのオジキは1裏に武田のライトへの飛球をダイビングキャッチでスタジアムを沸かせ、ナインを引き締めた。

中日の先発は投げっぷりの良さが良い方向に出ている2年目の梅津だったが、初回から4安打で攻め立て3点を先制。
しかし、岩貞がパッとしない。2、3、4表に1点ずつ取られて同点にされてしまう。
良くない岩貞が出てきてしまった。次回登板での復調を期待したい。
このピンチは中日の自滅で救われる。
4裏は5つの四球と1つの失策でノーヒットで3点をもらった。こういう展開になった以上は絶対にモノにしなければいけない試合。

5表にマウンドに上がったのは小川一平
この1イニングさえ抑えればプロ初勝利だったが、ヒットとフォアボールを与えて2/3で降板。さぞ無念であったろう。これを糧に頑張れ。
このピンチを救ったのは能見。ベテランの味で窮地を脱し、棚ぼたの1勝を手にした。

6裏に1点、8裏に4点と強い野球を見せて結果的には完勝の試合となった。
オジキは4打点の活躍を見せ、存在感を大いにアピール。
誰かが欠けても他の誰かで穴を埋めることができる。金本政権で地力を付けさせた選手、矢野が二軍で育てた選手がチームの総合力を高めているのだろう。
開幕当初こそチグハグだったが、ここにきて強いチームになりつつある。

さあ、ついに借金0。
シーズンはここからだ!

第23戦 vs中日5回戦【2020.7.18】

阪神甲子園球場
中日 000 003 000 3
阪神 002 060 00X 8
本 大山4号
○西勇2勝1敗 ●勝野2敗
中日 勝野、佐藤、岡田、橋本
阪神 西勇

女性問題で文春砲を喰らった西勇輝が報道後の初登板を完投勝利で飾った。
そもそも、他人の男女関係をあれこれと詮索して報道するなどという実に野暮なことに騒ぐ国民性が気に入らない。犯罪でもないわけだから、当事者同士で解決すべき問題で、そのことについて公に謝罪するなどということは実に愚かなことである。
まあ、自粛期間中に出歩いて女遊びをしていたことは大いに問題だが。
というわけで、勝てば官軍だった状況で、西勇輝は見事に本来の力を発揮して、騒動にケリを付けた。

9回125球9安打1四球7奪三振3失点。
6表に連打され、危うしな場面もあったが、こらえた。それでこそエース。

この窮地のエースを打線が援護。
3裏は近本のセカンドゴロで先制すると、続く糸原が右中間を割くタイムリーツーベースで2点目を挙げる。二死から得点が取れるところが良い。
5裏は替わった佐藤から京田のエラーをきっかけに一気に6点を取った。相手のエラー、フィルダースチョイスに絡め、ダメ押しで4番大山がホームランを放つという、強い点の取り方だった。
結果、この試合は5安打で8点を取るという実に効果的なゲームであった。

これで、5カード連続の勝ち越しを決め、借金は1にまで減った。
快進撃だぞタイガース!

第22戦 vs中日4回戦【2020.7.17】

阪神甲子園球場
中日 000 100 000 1
阪神 003 000 10X 4
本 ビシエド8号
○青柳3勝1敗 ●大野雄3敗 Sスアレス4S
中日 大野雄、藤嶋、橋本
阪神 青柳、岩崎、スアレス

先発の青柳は7回97球4安打1四球2奪三振1失点で試合を作った。
ゴロアウトは実に16個。
青柳の真骨頂といえるピッチングを見せてくれた。

相手は大野雄大。昨年はノーヒットノーランを喰らったが、今季はまだ勝ち星を挙げられておらず苦しい状況が続いている。
調子を上げられると厄介なので、このまま眠っていてもらうには我々が打ち崩すしかない。
3裏。
一死1、2塁から糸原が三塁線に不規則に転がるゴロを放ち、それがサード溝脇の悪送球を誘って先制(記録は1ヒット1エラー)。こういうツキのある点の取り方は、精神的なダメージを与えられるので良い。
なおも2、3塁のチャンスで3番サンズ。
ノースリーからストライクを取りに来たボールを狙い打ち。
打球は右中間へ飛び、2点タイムリーツーベースとなった。
ここに来て、サンズが調子を上げてきた。開幕前の練習試合ではサッパリだっただけに、これは嬉しい。韓国打点王の本領が発揮されつつあるのかもしれない。

7裏には再び糸原がヒットで追加点を生み出し、猛打賞の活躍。
近本が不調でスタメンを外れるという危機もみんなでカバーしあえている。その近本も代走で盗塁を決め、出来ることはしっかりとこなしている。
うん、とてもいいチーム状況に思える。

安定感のある青柳はビシエドにソロを浴びたものの、他はキッチリ抑えた。ビシエドは無敵なので、打たれても仕方ない。他を抑えれば勝てるのだから、これで良し。
8回岩崎、9回スアレスと新たな勝利の方程式もしっかりとハマり、快勝。
気持ちよし。

第21戦 vsヤクルト6回戦【2020.7.16】

阪神甲子園球場
ヤク 021 000 010 4
阪神 000 003 03X 6
本 サンズ3号 福留1号
○岩崎2勝1敗 ●清水1敗 Sスアレス3S
ヤク 高橋、近藤、寺島、清水
阪神 中田、小川、能見、岩崎、スアレス

完全に負けパターンの試合だった。
先発の中田は前回の登板と同じように制球が安定せず、4回2/3 101球7安打3四球5奪三振3失点と試合を作れずに降板。
前回登板時に、中田はもう終わったピッチャーと感じていたのでこの結果に驚きはない。元々、タダでもらった選手。ぜいたくを言ってはいけない。活躍すれば儲けもん、のような気持ちでいるのが正解。案の定、試合後に登録抹消され、次回ローテのところで藤浪晋太郎が昇格してくることが判明。中田においては、秋ごろに長年の経験を生かした調整法で復活してもらい、苦しくなっているであろうチームを助けてもらおう。まあ、これもそんなに期待せずで。

3点ビハインドの6裏にここ2戦で当たりの無かった大山があとわずかでホームランというセンターオーバースリーベースを放ち、続くボーアのセカンドゴロで1点を返す。その後、二つの四球でチャンスを作ると、打席には代打福留。3球目の変化球をライト線に鋭くはじき返す2点タイムリーツーベースを放ち、同点に追いついた。
オジキの100点満点の仕事ぶりに、感動。しかし、感動はこれだけではなかった。
8表に1点勝ち越されたその裏、サンズの同点ホームランで沸く甲子園に再び福留のオジキが登場。
1塁には粘ってしぶとくヒットを放った梅野。
オジキは今季好調の清水の初球を狙いすまし、鋭く振りぬく。
打球はバックスクリーン左横に吸い込まれた。
勝ち越しの2ラン。

こうなれば、最後はスアレスに託すのみ。
先頭の山崎を四球で出塁させてドキドキしたが、上田三振、エスコバー併殺でゲームセット。ドリスと同じで、ストライクさえ入ればスアレスは無敵に近い。

ホームラン攻勢で劣勢を挽回するという、タイガースらしからぬ勝ち方をしてくれた。
まあ、ヤクルトが村上を疲労考慮で5回で交代させた、というちょっと考えられない采配をしてくれたのが見えない勝因ではあるのだが。
試合機会を求めて、ファーム出場も直訴する福留のオジキ。タイガースに来て早八年。もう、オジキなしのチームは考えられない。このまま行けば、次期監督の目もあると思っている。

第20戦 vsヤクルト5回戦【2020.7.15】

阪神甲子園球場
ヤク 200 002 203 9
阪神 001 003 100 5
本 糸原1号 エスコバー1号 ボーア5号
○マクガフ2勝 ●伊藤和1勝1敗
ヤク イノーア、長谷川、マクガフ、梅野、清水、石山
阪神 ガルシア、伊藤和、能見、望月、馬場

先発はガルシア。
毎度不安定なピッチングだが、去年の出だしのことを考えればマシだろう。まあ、ハードルが低すぎるが。
前日に続き、初回に2点取られるハンデを背負う。村上にやっぱり打たれる。
いきなり2点のビハインドは、大きいよ…

相手はイノーア。打てそうな気がして、打てない。
ただ、3裏に糸原がソロを放ち1点差に縮める。
この流れを大事にしたかったが、降雨一時中断後(32分間)の6表に落とし穴。
エスコバーに痛恨の2ランを打たれてしまう。
この場面、解説の野口寿浩は「ホームランの前にボークを取られた。あの時に誰かがマウンドに行って間を取ってあげれば防げたホームランだったように思う。結果論ですが」と言っていた。
そう。ガルシアはセットの静止を2回作ってしまいボークを取られたのだ。映像で観返すとガルシアは「なんだよ、それー、ちぇ、もうー」みたいなリアクションで明らかに緊張の糸が途切れていた。
そして、エスコバーに打ってくださいと言わんばかりの外角高めの打ちごろストレートを放ってしまうのである。
そもそもランナーも二死からフォアボールで出したものだけに実にもったいない失点だった。

それでも、その裏に長谷川を攻め立てて同点に追いつくのである。
しかし、この、「まだ、イケるかも」感を7表に伊藤和が台無しにする。先頭の代打川端に四球、坂口送りバントの後の荒木に四球、青木にヒットで一死満塁を作り出し降板。何しに来たのかな?
迎えるバッターは恐怖の村上。マウンドには能見。
5球目をセンター前にはじき返され2点取られる。
無念。

致命的な2点でほぼ観る価値のない試合になっていたが、その裏にボーアの一発が飛び出し、球場は盛り上がる。点差も1点に縮まり、何かが起きれば追いつける空気もあったが、9表にその空気は幻であったことを教えられる。

これまで好投を続けてきた馬場が二死1塁から山崎四球、エスコバーヒット、井野ヒット、宮本二塁打で3点を失う。なんでそんな奴らに、、、というバッターから次々と打ち込まれる姿は悲しかった。
馬場にはこれを糧に次回頑張ってもらおう。

というわけで敗戦。
まあ、でも5点取ったし、ボーアもホームラン打ったし、良しとしよう。

第19戦 vsヤクルト4回戦【2020.7.14】

阪神甲子園球場
ヤク 200 010 000 3
阪神 000 312 00X 6
本 西田2号 木浪1号
○秋山1勝1敗 ●石川2敗 Sスアレス2S
ヤク 石川、星、中沢、マクガフ、寺島
阪神 秋山、馬場、岩崎、スアレス

秋山が中11日で先発。
初回に山田、青木に連続四球という秋山らしからぬ浮ついた立ち上がりを村上に畳みかけられあっという間に先制される。
村上は21打点目。まだヤクルトは20試合目なのに。なんで、こんなに急成長するかな。ずるいな。
2点目は西浦のボテボテのサードゴロでサードランナー青木が本塁に突入し、大山もよく投げたが送球がわずかにそれてセーフ。記録はサード大山のフィルダースチョイス
まあ、仕方ない。すごく嫌な形の失点だけど。

その後の秋山は調子を取り戻し、5表に西田にど真ん中をレフトスタンドへ運ばれる失投こそあったものの6回3失点のいわゆるクオリティスタートでマウンドを降りた。
先発投手の役目は試合を作ること。本人は不満だろうが、務めは果たした。

我らが猛虎打線は4~6裏で6点を取る大活躍。
4裏は一死満塁から梅野がライト線へ2点タイムリーベース。右打ちが板についてきた。全盛期の矢野みたい。
なおも2、3塁で木浪がライトフライでサードランナーのサンズが激走し追加点。サンズの足が笑っちゃうくらい遅いので、今後も注目。
5裏は無死1、3塁から糸井がレフト前へタイムリー。試合前は「糸井は普通の選手になっちゃったな―」と思っていた自分を恥じました。ごめんなさい。超人です。
6裏には木浪が外角高めのボールをレフトポール直撃の2ランを放ち、貴重な追加点を生み出す。

3点差があれば、建て直し中のリリーフ陣でも頑張れる。
馬場、岩崎、スアレスで守り切り2連勝。
馬場の活躍が嬉しい。これからもドラフト1位の意地と真の実力をシーズン通して発揮してほしい。

先制されても返せる力が出てきたのが良い。やっぱり本拠地だと違うのかな。
これで、開幕以来居座り続けた最下位からも脱出。まだシーズンは100試合以上残っている。イケるぞ!