阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第103戦 vsヤクルト16回戦【2019.8.7】

明治神宮野球場
阪神 010 000 010 2
ヤク 001 410 14X 11
本 マルテ10号 村上24号 雄平6号 山田哲27号
○石川5勝5敗 ●青柳5勝8敗
阪神 青柳、能見、岡本
ヤク 石川、梅野、五十嵐、平井

最下位ヤクルトに連敗。しかも大敗。
なんかヤル気なくしちゃうね。
こんな試合展開だとチャンネルまわしちゃうよね。
あーあ、小泉進次郎滝川クリステルの官邸での結婚会見とかほんとバカみたい。

青柳は5回7安打4四球2死球奪三振6失点。
オールスターに行って、何かを掴む予定だったんだけど、何も得てないみたい。
まあ、13人のランナーを出して6失点ならまだマシなのか。。。
横手投げのピッチャー、個人的に好きなのでもっと頑張ってほしい。

ソラーテが4つのゴロを無難に処理。
日に日にいろいろ慣れてきている
こんなクソ蒸し暑いタイミングで極東の島国にやってきているのだもの。大変だよ。がんばれセクシータイム。

糸井が1500試合出場達成。
初出場は2007年3月27日のオリックス戦だそうな。
ケガしがちだけど、ここまで積み重ねたのは立派。もう30代後半、でも超人に年齢は関係ない。50歳まで頑張って。

第102戦 vsヤクルト15回戦【2019.8.6】

明治神宮野球場
阪神 110 000 001 3
ヤク 000 013 00X 4
本 ソラーテ4号 中村4号
○ブキャナン2勝6敗 ●ガルシア2勝5敗 Sマクガフ4勝2敗6S
阪神 ガルシア、守屋、浜地、能見
ヤク ブキャナン、近藤、ハフ、マクガフ

先制したものの失策がらみで流れを相手に渡し、逃げ切られてしまう歯噛みする試合となった。
ガルシアは必ずどこかで崩れる印象がある。中村ごときにホームランを浴びてはいけない。
キャラクターはステキなだけに、安定感を取り戻してほしい。

その失策とは6裏、二死1、2塁で糸原が何でもないショートゴロを捕り損ねたもの。
これが2点タイムリーエラーになる。
まさに痛恨。
守備、何とかならないのかなあ。

大山が規定打席に到達。
プロ3年目で開幕からずっと4番を任されて、ある程度の数字を残しているのはえらい。肝心なところでの凡退や守備での乱れはあるが、よく頑張っている。温かい目で見守りたい。

第101戦 vs広島18回戦【2019.8.4】

マツダスタジアム
阪神 000 020 300 5
広島 520 003 00X 10
本 メヒア3号 原口1号
○九里6勝5敗 ●岩田3勝4敗
阪神 岩田、浜地、高野、岡本
広島 九里、遠藤、菊池保、今村、フランスア

この試合の感想がスマホのメモ機能に残されている。
岩田、2回で降板(7失点)。2戦連続の背信投球にがっかり。当然二軍落ち。ランナーを出しまくっても1失点で抑えた藤浪の方がずっとマシ。
原口の代打2ランや近本4安打も負け試合では輝かない。
連勝出来る体質のチームではないから、カード勝ち越しを重ねて少しずつ上位との差を詰めていくのが我々の戦い方。こういう試合序盤で戦いの行方が決まってしまう展開でのカード負け越しは切ない。
が、巨人が失速し、謎のベイ躍進のおかげで首位とのゲーム差は6・5。まだ、夢は見ていられる。

あとから振り返っても岩田の投球にはがっかりするばかり。
岩田の短いコメントが日刊スポーツに載っている。
ゴロを打たせる投手がホームランを打たれてはダメ。それだけです。
本人も意気消沈で話したであろうことが窺われる。
2回でKOされたのは自己最短タイだそう。一度、やってるのね…
同じ紙面には
『岩田炎上7失点 大山不発5の0 守乱の「三重苦」』
とある。
守乱は2表のソラーテの悪送球が得点につながったことを示している。
突然日本にやってきて、ろくな調整期間もないまま様々な球場で複数ポジションを守っているのである。大山や北條、木浪のそれとは違うと思う。もう少し優しい目で見てあげたい。

第100戦 vs広島17回戦【2019.8.3】

マツダスタジアム
阪神 011 000 020 4
広島 100 000 000 1
本 菊池涼8号 近本8号
○西5勝7敗 ●床田6勝6敗 S藤川4勝1敗4S
阪神 西、ジョンソン、岩崎、藤川
広島 床田、菊池保、遠藤、中崎

快勝。
相変わらず簡単に先制点を与える西に疑問符は付くが、もう慣れてきた。
その後のピッチングでそれなりに試合を作るのが彼の投球スタイルなのだ。
6回4安打無四球4三振1失点。
3裏に左足首を痛めたらしいが、気合で乗り越えた。
この辺の強さはさすが。

ドリス不在の中で球児が早くも4セーブ目。
9回は疲労度が全然違う。まだまだ数を踏んでいかないといけない。
不思議と余裕が感じられる頼もしいコメント。
松坂世代が次々と離脱してく中で驚異的な活躍である。
いつまでもタイガースに居てほしい。

近本が勝ち越しのソロで勝てる雰囲気を作り出した。
こんなに活躍するなんて。。。
ヤクルト村上が凄すぎるので新人王は難しいかもしれないが、そんなことはもうどうだっていい。いや、獲れれば嬉しいけど、近本がタイガースにいる。それだけで十分だ。

第99戦 vs広島16回戦【2019.8.2】

マツダスタジアム
阪神 000 000 000 0
広島 200 005 00X 7
本 バティスタ25号
○大瀬良8勝6敗 ●高橋遥2勝3敗
阪神 高橋遥、岡本、高野
広島 大瀬良

大瀬良に完封負け。
今季11度目で、12球団ワーストだそう。
まあね、打てないチームだからね。だから何さ、ってなもんよ。

一番に起用した糸井は1本ヒットを打つも盗塁死。
3番に起用したソラーテは1本ヒットを打つも得点につながらず、1裏には痛恨のタイムリーエラー、9表は最後の打者としてゲッツーに倒れた。
まあ、いいピッチャーが相手の時はこんなもの。
ソラーテの加入により矢野監督の試行錯誤が垣間見えるが、きっといつかハマるはず。

高橋遥人は粘りのピッチングを見せるも6裏にバティスタから満塁弾を浴び撃沈。
高めに浮いたボールを持っていかれた。良いバッターはそういうのを見逃してくれない。
この経験を糧に、また一つ成長した姿を次回登板で見せてもらおう。

第98戦 vs中日17回戦【2019.8.1】

阪神甲子園球場
中日 000 010 001 2
阪神 000 011 01X 3
本 北條3号
○島本4勝1S ●ロメロ6勝8敗 S藤川4勝1敗3S
中日 ロメロ、藤嶋、又吉、木下雄
阪神 藤浪、守屋、島本、ジョンソン、岩崎、藤川

我らが晋太郎の今季初登板。
そして、それは逆襲の狼煙。
真の力を見せつけてくれ!
と、意気込んで中継を見ていたが、41/3回102球4安打6四球2死球3三振1失点で勝敗付かず。
5回途中で8四死球。響きは悪い。
悪癖も全く改善されていなかった。
それでも1失点で抑えた。進歩だと思う。
藤浪の場合は周りが騒ぎすぎているきらいがある。一歩ずつ、少しずつ進んでいけばいいじゃないか。
高卒から3年連続で二桁勝利を挙げたのだ。今は少しくらい立ち止まってもいいのだ。
きっと、周りはまた「ダメだ」「トレード候補だ」「もう治らない」「改善できないダメ首脳陣」と書き立てるだろう。
もう、そんなこと気にしない。彼も気にしていないはずだ。
心あるファンは長い目で温かく見守るのだ

北條が苦しむ同期の黒星を消す同点本塁打を放った。
自身も人のことを気にしている立場ではないが、同期の絆が輝いた。
藤浪もきっと励みになるだろう。

島本が4勝目。今季初のお立ち台。
藤浪の作ったピンチを救った守屋もお立ち台。
金本前監督が期待をかけた二人を矢野監督が見事に戦力として育て上げた。
あとはバッターを育て上げよう。

ちなみにこの日は甲子園球場95周年の日だったそう。
95周年というのがそれほどの記念かどうかは微妙なところではあるが、勝つに越したことは無い。良かった。

第97戦 vs中日16回戦【2019.7.31】

阪神甲子園球場
中日 100 101 000 3
阪神 000 100 100 2
○山本1勝1敗 ●青柳5勝7敗 S岡田2勝1敗3S
中日 山本、福、ロドリゲス、岡田
阪神 青柳、守屋、浜地

中日先発の2年目右腕・山本は阪神ファンだったという。ファンクラブにも入っていたというから、とても熱心なファンだったのだろう。いや、幼いころからのファンであるならば、三つ子の魂百まで、今もファンなはずだ。
だが、その山本はドラゴンズのユニフォームを身にまとい、プロ初勝利をタイガース相手に決めた。
思えば、巨人のドラ1、高橋優も阪神ファンだった。
やっぱり、プロになると好きなチームとか関係ないんだね。あたりまえだけど。
そして、相手投手が阪神ファンでなくとも、今季4人目となるプロ初勝利をプレゼント。
優しいなあ。

先発青柳は粘り切れないピッチング。
3失点だが10安打2四死球ではリズムは作れない。
5裏の一死1、2塁の打席ではバント失敗併殺打で攻撃のリズムをも崩した。
が、試合後のコメントは
ヒットをあれだけ打たれて、リズムが悪くなってしまったんですが、何とか最少失点に抑えて最低限はできたかなと思います
新聞紙上のコメントなので、いろいろはしょられているとは思うが、腑に落ちない。
最少失点に抑えればいいというものではないし、リズムを悪くしていること自体が大きな敗因であることをわかっているのかしら。
ま、こちらが思っていることなんか当然本人も首脳陣もわかっているはずなので、次の投球で反省したかどうかを見極めよう。

~7月の成績~
9勝12敗1分
3つの負け越し。オールスターを挟んでの6連敗が痛かった。連勝できるチームではないので大型連敗の負債を取り返すのは時間がかかる。辛抱の時。

第96戦 vs中日15回戦【2019.7.30】

阪神甲子園球場
中日 101 002 020 6
阪神 010 022 002 7
本 阿部4号 ソラーテ2、3号
○浜地1勝1敗 ●岡田2勝1敗2S
中日 大野雄、谷元、三ツ間、藤嶋、ロドリゲス、岡田
阪神 ガルシア、島本、守屋、岩崎、ジョンソン、浜地

セクシータイム炸裂!
ソラーテが本拠地初アーチで勝ち越す。
ソラーテの悪送球きっかけで勝ち越しを許す。
ソラーテが逆転サヨナラアーチを放つ。
見事なマッチポンプぶり。なんてSexyなんだ!
ガルシアの安定しないピッチングもほころびだらけの守備も、今日はSexyに免じて許す!
ヒーローインタビューでは
こんなにすごい歓声の中でできたのは初めて。自分のキャリアで一番のファンの方々だと思う。これから皆さんのために、100%、200%、300%で戦っていきたい。
と嬉しいことを言ってくれた。
1本目のホームランは球団通算8000号というおまけがついた。
新たな球団の歴史に名前を残すことができて嬉しい。
デビュー戦の巨人戦と、この日のドラマチックゲーム。この2試合だけでも彼を獲ってきた価値があると思う。

育成1年目の片山雄哉捕手が支配下登録された。
ファームでは4番を打つこともあるくらい打撃センスがある。
梅野、原口、坂本と壁は高いように見えるが、よくよく考えるとそうでもないので、ハングリー精神全開で頑張ってもらいたい。

第95戦 vs巨人16回戦【2019.7.28】

東京ドーム
阪神 110 001 010 4
巨人 702 204 01X 16
本 ゲレーロ9号 福留5号 炭谷4、5号
○桜井5勝1敗 ●岩田3勝3敗
阪神 岩田、飯田、浜地、高野
巨人 桜井、クック、戸根

巨人相手に敵地で3連勝をもくろんだが、1裏にあっけなくその夢は打ち砕かれる。
というより、何やってくれてんだ岩田。
結局、3回9失点で降板。
評論家の里崎は「中11日のベテランがこの投球はまずい。3回まで岩田を引っ張ったのも疑問」と岩田と采配を断罪。
こんな試合で投手をたくさん使いたくないという気持ちはわかるので、采配については賛成できないが、岩田に関しては大いに同調する。
病と向き合いながらプロ野球選手を続け、成績も残している岩田の頑張りには心からの拍手を送りたいが、のっけから7失点は悲しい。
チームが苦しい時に助けになるのがベテランの経験と存在感だと思っている。
このやられ方では次回登板があるかどうかは怪しいが、今一度打たせて取る珠玉のピッチングを見せてくれることを願う。

炭谷ごときに2本のホームランを打たれるとか、ゲレーロが初めての満塁弾とか、原が通算999勝とか実に不愉快な試合であった。

第94戦 vs巨人15回戦【2019.7.27】

東京ドーム
阪神 000 010 100 01 3
巨人 110 000 000 00 2
本 マルテ9号
○飯田1勝 ●田口3敗1S S藤川4勝1敗2S
阪神 西、浜地、ジョンソン、岩崎、守屋、高野、飯田、藤川
巨人 今村、大竹、沢村、高木、デラロサ、中川、田口

先発の西が1裏、2裏に1点ずつ与える不安定ピッチング。
ローテを守るのは立派だが、粘りのきかない投球は褒められたものではない。
もともとオリックスでも貯金を作れなかった投手。我々の期待が大きすぎたのだろう。
五分五分のピッチャーという認識を頭に刻み込もうと思う。

7表、1点を追いかける展開で偉かったのは7表のマルテのソロ。
負けたくない、という気持ちが具現化したホームランにナインも活気づいた。
これも新加入のソラーテ効果と無理やりこじつけたい。野手に助っ人仲間が増えればマルテも嬉しいのは間違いないのだから。
5表に二死からタイムリーを放った北條の勝負強さも立派だった。
北條は、なぜか一つ一つのプレーが昨年より雑になっている気がするので、もう少し落ち着いてプレーすることを薦めたい。

3裏以降は西から7人のリリーフ陣を投入し、ジャイアンツを0点に封じた。
昇格してきたばかりの飯田と高野はそろってピンチを作り出したが、何とか無失点で切り抜けた。高野は移籍してきたばかりだが、飯田はそろそろ安定感を手にしないと厳しい立場である。能見の後を継ぐようなサウスポーリリーフに成長してほしいのだが。
10裏には髙山の背面キャッチでサヨナラ負けを阻止した。
春季キャンプで筒井コーチから外野フライノックの嵐を目の当たりにしてきただけに、こういうプレーを目にすると感慨深いものがある。

11表に大山のタイムリーで勝ち越して勝利。
いろいろ言われているが、頑張っていると思う。
大らかな気持ちで見守ってあげたい。

この日、メッセンジャーが右肩の治療で帰国している。
昨年の後半から精彩を欠く球団史上最高の助っ人右腕にかつてない試練が訪れている。
よもや、今季の不振で解雇ということは無いと信じたいが、とても心配である。